レイドウレイキを学ばれる中には、医療・社会福祉の現場で働く方も多くいらっしゃいます。
皆さん、高い意識を持ってその道に進んだ方々です。
しかし、理想が高ければ高いほど、激務と理想のはざまで大きなストレスを抱えてしまう現実も見ています。
また、レイドウレイキを現場の中で生かしていきたいと思いつつ、
実際に仕事をされている方が、患者や利用者にレイキ療法を施せるかというと、なかなか難しいものがあります。
一人一人の患者さんやクライアントさんともっと接していきたいのにも関わらず、
とにかく、目の前に来ることをこなすだけで精いっぱいで1日が終わってしまい、実際にはそうはいかない、
また、レイキ療法に限らず、一人の方に好意で規定外の特別なことをすることで、
他の職員さんにもそれを要求される事になると、迷惑がかかることもある、など
レイキ療法実践を阻むものがあるのだと聞きます。
私たちも、それは当然のことだと受け入れています。
では、医療や社会福祉の現場で働く人が、どんなことにレイキを学ぶことが行かせるのでしょうか?
何よりも、自らの健康と心の平安を保つことは、良い接遇につながります。
レイキはセルフヒーリングが出来るという素晴らしい利点があるのです。
また、手順に従ったレイキ療法を行えないとしても、ほんの数秒であれ、ふっとレイキのエネルギーを使う方法も学ぶのですから、まず、それをするだけでも、+αになるんですよとお話します。
レイキは道具いらず、場所いらず、瞬間であれ使えますし、距離が離れていても「場」にも使えるのです。
理想が高い故に生真面目な方が多いので、折角レイキ療法を学んだのだから、
全部をしっかりと施して差し上げたいという気持ちから
「キチンと出来ない」ことにストレスを感じてしまう方がいます。
それゆえに、
「せっかくレイキを学んだのに、患者さんや利用者さんに使えない自分はダメだ」
と自分を責める必要はないんですよ。
まずは、レイキを自分に活用して、あなたの与えられている業務を
しっかりと、生き生きと、明るく前向きにすることが大事なことなんですから。
日々のレイキ修養を積むことで、だんだんと習熟し、今まで以上にレイキを瞬時に使えるようになっていきます。
医療・社会福祉の現場で、相手との距離感はとても大事ですね。
同様にレイキの場合も「距離感」を体得することがとても難しいと私は感じています。
私自身、20年以上レイキをやっていて、時には心配しすぎたり、家族と同じような気持ちになり過ぎて入り込み過ぎたりと、今だに、迷うことがあります。。。
人間は強くて弱いものです。
レイドウレイキは、気療法と霊療法の二つの側面から人間が自立していけるようにサポートをしていきます。
しかし、1人だけですべてが出来るのが「自立」かと言えば、それだけではないのです。
誰かの手助けを受け取れることも、自立しているからこそ出来ることなのだと思います。
人と人との関わり合い、距離感が絶妙な時に、人間関係の安心安全が生まれ、人間の自立があるのかもしれないなぁなんて思ったりもします。
いつの間にか違う方向に話が進んでしまいました。
最初の話に戻れば、まだまだ日本の医療・社会福祉の現場の中でレイキやヒーリングを受け入れるのは難しいかもしれません。
が、タッチングやセラピューティックタッチなど「触れる」ことの重要性は、看護師やカウンセラー、介護者の学習に出ているのです。
それを、心で受け止め、レイキのように具体的に出来ることがあることを知る人が一人ずつでも増えていけば、
いつかは、病院や福祉の現場の中で、様々な処置と同様に、その為の「特別な時間」をさけるようになっていく可能性はあるのだと思います。
そして、そういう事を、規制なく出来るのが、実は家族なのです。
家族が、病院や施設の中で付き添う時にレイキを施せれば、これほど力強いことはありません。
QOL(生の質)とQOD(死の質)を確実に高めることができるのだと確信しています。