現在、父と母はそれぞれ別のところに住んでいます。
母は老健施設に、父は先日病院から介護付き老人ホームに移転したところです。
入居の日は私は仕事があったので、早めに様子を見に行こうと考えていました。
母のところは岩槻からなので、場合によっては父の方だけにしようと思っていました。
前夜は実家に泊まり、次の日が燃えるゴミの日だったので、捨てられるものをいくつか作りました。
自分のモノの処分はなかなか出来ないのですが、人のものは冷静に判断できるものです。。。
特に衣類は判別しやすいですね、おかげで5袋位すぐに出来上がり!!
うーん、人の断捨離は意外としやすいものです。
年内に台所や食器類なども片づけて行こう!!
そんな訳で就寝は遅くなりましたが、朝は5:50分にパチッと目が覚めて、
そうだ!やっぱり母のところも行こう!と思い立ち、出掛けました。
近所には田舎家と紅葉が美しい場所もありました。
認知症の母はこの日はかなり冴えていて、リハビリもがんばっていました。
私は面会の時にリハビリがあるとすごく時間が過ごしやすく楽しいです。
天気も良く紅葉がきれいなので、車いすで窓辺に連れて行って
「ほら、紅葉がきれいだよ、もう寒くなって冬なんだよ」と私が言うと
「あら〜、車があんなにたくさん並んでいるのね」と母は駐車場が気になる様子。。。
会話は行き来しないのですが、まあそれでもいいやと。
そして、父は入院していて別の場所にいるから面会に来れないでいること、
母がどうしているのか、顔を見たいと思っているし、会いたいみたいだから、また今度外出して車に乗って会いに行こうねと、言いました。
実際、父は母の様子を心配していて母が亡くなるせん妄(妄想みたいなもの)が出たこともあったので、リハビリの様子をアイフォンの動画で撮ってみました。
それでリハビリの先生と父のことを話たりもしていて、私は何の気なしに
「父はわがままなんですよー」などと話をしたら
ふっと、
「最近はねぇ、優しくなったんですよ」と母が言うのです!
「美味しいご飯をね、作ってくれるんですよ」って。。。。
私、本当にびっくりしました。
骨折がもとで寝たきりになり、自宅で生活が出来なくなった母、それまでは、昼食は父が簡単に用意をして、夕食は宅配のお弁当に好きなものを加えていました。
父は割と社交的で活動的な人だったので、老人会や旅行なども時々行ったりして、
母が認知症になってからは1日5分位しか会話をしないような生活だったのですが。
「最近はね、優しくなったのよ」の言葉。
今の母の記憶の中で、優しい父が残っているとしたら、それは嬉しいことです。
そして、それを父にも知らせてあげたいなと思ったので、それも動画に撮って父にみせてあげました。
誰かに必要とされている、気にかけてくれている、愛されているということは、本当に大事なことなんだなと、当たり前の事ですが、改めて気づかされました。
ところで、この日は、送迎バスが岩槻行きでしたので、大翡翠仏陀の展示以来の岩槻大師のお参りをしました。その日は、父の手術の前日でした。
そして、今回は28日だったので、護摩炊きの日でした。
200円お支払して、皆様と一緒にご詠歌を歌い、お経を唱えて、その後に塗香を渡され、
護摩の火をいただいて内陣を拝観、最後に邪気切りの儀式がありました。
これがなかなかに気持ちの良いものでした。
すっと抜けるというか、落ちるというか、そんな感じでした。
もちろん、母にも父にも、レイキを流してあげました。
レイキはね、言葉をかけながらでも、爆睡している時でもヒーリングをしてあげられます。
母は「あなたの手は本当にあたたかいわねぇ」と何回も言っていました。